2017年8月下旬、香港へ旅行しました。
この記事はキャセイパシフィック航空のCX533便(セントレアNGO⇒香港HKG)の搭乗記です。
今回の旅行は幼児を連れた家族5人の旅行だったので、コストを考えてエコノミークラスを利用しました。
JGCのプライオリティとバシネットを利用できたおかげで、非常に快適なフライトになりました。
CX533搭乗記(チェックイン~搭乗前)
自宅からセントレアに到着。
車を止めてチェックインカウンターへ向かいます。
このとき8時20分。CX533便は10時10分発ですが、1時間50分前にはけっこうな列が並んでいます。私はJGCを持っておりワンワールドサファイアですので、エコノミークラス利用ですが、ビジネスクラスのレーンに並びます。JGC修行をしていてよかったと思う瞬間です。
写真だと少しわかりにくいのですが、カウンターは左から、プレミアムエコノミークラスが2つ、ビジネスクラスが2つ、エコノミークラスが2つでした。並んでいたのが、プレミアムエコノミーが4人ほど、ビジネスクラスが2人、エコノミークラスが50人ほどです。CX533便にプレミアムエコノミーの座席はありませんが、どんな方が並んでいるのか、わかりませんでした。
乗客に対してカウンターが多い上級クラスはチェックインが早いのでいいですね。この人数ならフライト時刻に間に合うと思いますが、エコノミーに乗る場合は余裕をもって空港へ行きましょう。
チェックインは5分ほどで終わり、保安検査場へ向かいます。セントレアは上級会員の優先保安検査がありませんので、ここはダイヤモンド会員でも一般会員でも同じ列に並びます。とはいえ、セントレアの保安検査はそんなに混んでいないので、混んでいるときでも20分ほどで通過できます。今回は10分くらいで通過できました。
この後は写真がありませんが、イミグレ(出国審査)です。
セントレアは自動化ゲートが使えます。
私は成田空港で登録をしたので、自動化ゲートが使えます。しかし、子供は登録ができない(指紋が登録できないことが多い)ので、素直にイミグレの列に並びます。
セントレアのイミグレは、、、はっきり言って、空いてます!
だいたい5~10分ほどの待ち時間、長くても20分待てば通過できます。成田や羽田の混雑期と比べると全然違いますね。
イミグレを通過したのが8時40分頃です。9時30分のBoarding timeまで、あと50分ありますが、子連れだとそこまで余裕はないですね。
ラウンジでご飯を食べる予定なので、急いで向かいます。
ここはKALラウンジとクオリアラウンジ、セントレアグローバルラウンジです。ワンワールドのキャセイは入れません。
ここはJALのサクララウンジ。JALはワンワールド加盟なので、キャセイ便に乗るときは、JGCを持っていればサクララウンジが使えます。
サクララウンジの中の様子は別記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
CX533搭乗記(搭乗~機内の様子)
サクララウンジでご飯を食べた後、CX533の機内へ乗り込みます。
座席はパシネットのある60DEFGです。
座席の位置をわかりやすくするために、キャセイパシフィックから座席表をもらってきました。
バシネットがあるのは、ビジネスクラスの11Cと11Hと、エコノミークラスの43Cと43H、60Dと60Gの前にあります。家族4人で搭乗する場合、バシネットを使用したいのであれば、唯一家族が一列に並ぶことができる60DEFGがお勧めですね。
この席のメリットはトイレに近いこと。トイレが近いとうるさい、と深夜便では敬遠する場合もありますが、子連れにとってトイレにすぐに行けるのは大きなメリットです。トイレが4か所もあれば、すぐにどこかが空きますからね。
さて、セントレアを離陸後、ベルト着用サインが消えると同時に、バシネットを準備していただきます。
バシネットを置く台は、写真のように壁に埋め込まれています。壁と座席はけっこう広い空間がありました。女性なら足を目いっぱい伸ばせるくらい、男性でも十分な余裕がありますね。
バシネットを利用したいことは地上係員に伝えてあります。でも、CAさんは忙しいので覚えていないこともあります。
そういうときは、離陸前またはベルト着用サイン消灯後にバシネットを利用したいことをCAさんに伝えましょう。手際よく準備していただけます。
設置後、子供を寝かせてみました。子供は離陸時の振動で、すでに寝てしまいましたので、そっと置きました。
コンパクトなバシネットですよね。寝かせた当時の子供の身長は73cm。キャセイパシフィックへ事前に問い合わせたときは、身長は70cm以下が推奨とのことですが、子供は寝てると膝を曲げてるので思ったより余裕がありました。それでも80cm以下でないとサイズ的に利用するのは厳しいですね。
もし、ANA(85cm)やJAL(73cm)のバシネットを利用した方がいましたら、それより少し小さいと考えていただけたらわかりやすいと思います。
各座席のテーブルはひじ掛けから出てくるタイプで、広げるとちょうどバシネットの手前になります。ひじ掛けにテーブルを収納するため、ひじ掛けは上がらない仕様になっています。そのため、座席をフラットにして寝ることは難しいことを覚えておいてください。
ベルト着用サインが消えてから子供を寝かせるまで10分ほどだったと思います。CAさんが手際よくやっていただけるので、そんなに待った感覚はありません。むしろ、寝ている子供を抱っこしていなくてよいというのは非常に楽ですね。
ここでようやくドリンクサービス。最初にカートが周ってきたときは、バシネットの設置作業をしていたので、後で持ってきていただけました。
ドリンクをいただいた後、食事を持ってきていただけました。事前にオンラインで注文していたチャイルドミールです。
メニューはカレーライスにクリームパンとかぼちゃサラダ。思ったより美味しかったです。ケータリングは日本製だからでしょうか。
我が家は、デザートは絶対に最後と決めています。そのため、わが子はハーゲンダッツが食べたいので、頑張ってカレーライスを食べていました。ラウンジで朝ごはんを食べて2時間しか経っていないのに、よくお腹に入るなぁと感心します。
大人用の機内食です。私は和食をチョイス。うーん、ちょっと微妙。。。サクララウンジでキーマカレーをいっぱい食べたからでしょうか。茶そばが一番おいしかったです。
食事の後はトイレへ行くついでに、体を動かすため機内をちょっとだけ散歩しました。乗車率は80~90%でした。
食事など一通り終えたら、大切な入国審査用書類の記入です。
香港へ入国するのは今年だけで3回なので書き慣れましたが、さすがに5枚も書くと大変です。
途中で子供をトイレに連れて行ったり、ビデオが終わったから新しいのに切り替えたりと、(書類を書く)邪魔が入るんですよね。みなさん、入国審査書類はできる限り早めに書いておきましょう。
飛行機はほぼ定刻通りに着陸しました。香港のイミグレは、タイミングが悪いと込み合うので、早めにイミグレへ向かいます。今回はあまり混んでなくて、10分もかかりませんでした。
プライオリティタグが付いた手荷物を受け取ります。私たちの荷物はだいたい15番目くらいだったでしょうか、イミグレ通過と同時に荷物を受け取れました。
香港国際空港の非制限エリアに出てきました。人がたくさん待っているこの雰囲気は空港ならではですね。
エアポートエクスプレスはKLOOKがお得
香港国際空港から香港市内まで一番早いのはエアポートエクスプレス。エアポートエクスプレスはKLOOKで予約すると37%OFF。エアポートエクスプレス利用を考えている方は、ぜひ下のページから予約してください。知らないともったいないです。
KLOOKはお得な旅行サイトです。
こちらに詳しくまとめているのでご覧ください。
まとめ
今回の旅行はJGCを取って初の家族旅行で国際線フライトを利用しました。
JGCを取ったことによるメリットは、セントレアに限って言えば、優先チェックインカウンターの利用とサクララウンジの利用、手荷物が早く受け取れることの3つです。優先搭乗は、子供がいるためダイヤ会員より先に搭乗しています。
羽田/成田の優先保安検査が使えるなどと比べると見劣りしますが、子連れにとって有意義なプライオリティを受けられ、JGCを取ってよかったなと思いました。
今回は人生で初めてバシネットを利用しました。バシネットを利用して、「なんて楽なんだ!」というのが一番の感想です。飛行機に乗る前は、狭い機内で4時間抱っこしたまま機内食を食べたり、入国審査書類を書くのは非常に困難になるだろうと覚悟していました。子供が寝てくれたのも大きいですが、バシネットを使えたおかげで、感覚的にですが、機内でのストレスが半分以下になったように思います。
バシネットを利用してまで海外旅行をするな!というコメントを受けることもありますが、旅行をしたい、飛行機に乗るしかない子連れ家族にとって、バシネットは非常にありがたい存在だと思いました。
これだけプライオリティがあったからなのか、バシネットを使えて快適だったからなのか、もともと海外旅行がそこまで好きではない我が家族から、「飛行機に乗るのが楽しかった」というコメントをいただけました。個人的には、飛行機の座席が良かったというだけでなく、搭乗前後のストレスが少なかったからが8割だと感じてます。残りの2割はバシネットによるものですね。
プライオリティはJGC修行によるものですが、修行の情報を集める中でバシネットの存在を知ったり、快適な座席を選べるようになったりと、修行による良い副産物が得られたなと感じたフライトでした。