2019年のGW、現在のところ10連休が予定されています。
これは、新天皇の即位に向けて5月1日が祝日になる方向で政府が調整しているからですね。2018年春に各新聞が報じています。
2019年GW、政府が10連休検討 天皇即位・改元を祝賀ー日経新聞
新天皇即位を自宅で祝いたいという気持ちは大いにありました。しかし、我が家の子供たちが小学生になってなかなか長期休暇が取れなくなった今、せっかくの長期休暇を家族旅行に使うのもありだと思います。そこで、海外旅行計画を練ることにしました。結果的に、5人分の特典航空券を発券することに成功しました。
今回は、発券できた一連の行動をまとめました。1人で旅行する人も5人で旅行する人も、必ず参考になると思います。ぜひ読んでみてください。
目次
特典航空券の空席検索
ANAマイルはいつ予約できるの?
私はANAとJALのマイルを貯めています。主に家族旅行で使おうと考えているのはANAマイルです。ANAはスターアライアンス加盟で、JALが加盟しているワンワールドに比べてアジア全般に強いからですね。
ANAマイルの特典航空券の予約開始日は355日前からですので、2019年GW初日の特典航空券の空席を把握するために、2018年5月7日から空席を調査しました。
ただ、5人分の特典航空券を取るのはなかなか難しい。さらにGWという日本中で特典航空券を狙っている方が多い超繁盛期に5人分を抑えるのはさらに難しいです。ANA便であれば空席待ちというのができるのですが、我が家の最寄り空港、セントレアを発着するANA便は香港か上海のみ。どちらもB737-800という小さい機材ですので、エコノミーは4席、ビジネスが2席しか枠がありません(空席状況によって枠は変動するようです)。
また、5人家族の特典航空券を予約する場合、往路日程に合わせて復路を仮日程で抑え、後で復路の日程を変更する裏技は利用できません。復路を5人分予約できないリスクは高いですし、5人分のキャンセルする場合は15000マイルも必要になります。さすがに大きい。
最初に考えた目的地はバリ島。我が家の子供たちは動物園が大好きなので、バリ島の動物園に宿泊すると喜ぶだろうなと思ったんです。
正直、期待はしていなかったのですが、毎日1時間ほど使って調査し続けた結果、2018年5月15日にとうとうこんな行程で予約できる(空席がある)ことを確認しました。
これを見ていただければわかるのですが、利用するのは中国国際航空、シンガポール航空、ANAの3社があり、いずれも5人分の空席があります。上海のトランジット(24時間以内の乗り継ぎ)はいったん入国することになるため大変ですが、これだけ時間があれば大丈夫だと思います。バリ島で3日間遊んだ後、シンガポールで2日間遊べます。
2018年5月15日というのは、2019年5月5日の355日前です。
空席発見!でもすぐには発券せず
乗り継ぎは3回ありますが、これだけ時間に余裕があれば乗り継ぎ遅れもなく完璧でしょ、と思ったのですが、2つ心配ごとがありました。
①日本への帰国が関空になること。
関空から名駅までは4時間近くかかり、20時に関空着ではその日のうちに帰宅することができません。
②出国と帰国の空港が違うこと。
出国と帰国の空港が異なる場合、マイカーで行くのが困難です。子連れにとってマイカーを使えないのはかなり大変ですね。
ということで、即日予約をやめて家族会議を開きました。
空席、なくなる。。。
家族会議の結果、何とかなるだろうという結論に至ったので、翌日朝に改めて予約しようとパソコンの電源をON。
ところが、、、
空席が無くなってしまい、予約できませんでした。
理由は2区間目の上海ーシンガポールの空席が5席から3席になってしまったからです。空席がないのは1区間の2人分だけ。それでも一区間でも空席がなければ5人分まとめてを予約することはできません。提携航空会社の特典航空券の場合、空席待ちもできません。それ以外のフライトを検索しましたが、バリ島へ行けるフライトの空席は見つけられませんでした。
特典航空券の予約は空席が見つかったら即予約が原則。それを思い知らされた日になりました。
改めて特典航空券の空席検索
目的地を変更する
セントレアからバリ島へ行くルートはいくつかありました。
でも、どれもすべてのルートで5人分の空席があるルートは見つからず。。。正確には無くはないのですが、乗り継ぎ時間が長すぎたり、早朝発や深夜着だったりと納得できるフライトの空席が見つかりません。
ということで、いったんは特典航空券でGWに出かけるのは諦めかけました。
でもちょっと待てよ、GWが10連休になるのは、今後あるんだろうか?
たぶん、今後はないでしょうね。2019年が特例ですから。
今年しかない10連休、諦めていいのか?
いろいろと自問自答した結果、行先を変えて発券することにしました。
我が家は、昨年香港、シンガポール、バンコクへと旅行しています。この中でどこが楽しかったかと家族へ聴いてみたところ、「シンガポール!」という意見が多数でした。
じゃあ、バリ島へ行けなくてもシンガポールへ行ったらいいんじゃない?ということで、行先をシンガポールへ変更することに。
バリ島への特典航空券を検索するときに、シンガポールを経由するルートは調査済み。すぐに検索をすることができます。でも、シンガポールくらいなら、乗り継ぎは1回に済ませたい。
そう考えていたところ、スターアライアンスの特典航空券について重要なことを思い出しました。それは、「タイ航空の特典航空券は340日前に予約開始」することです。ANAの特典航空券の予約を開始する355日前の時点では、タイ航空を発券できないんですね。ANAとタイ航空の特典航空券の発券開始は15日ずれているんです。
とうとう5人分の特典航空券を予約することに成功!
タイ航空の予約開始日、とうとう5人分の特典航空券を発券することに成功しました。
行きはタイ航空、帰りはシンガポール航空と中国国際航空です。
心配事項は2つ。
1つ目は、行きのタイ航空の乗り継ぎ時間が1時間半足らずと短いこと。
これは、NGO-BKKは比較的遅れが少ないこと、どちらもタイ航空なので、NGOでSINまでの航空券が発券できるので、大丈夫だと思っています。
2つ目は、初めて中国国際航空に乗ること。中華系のエアラインは搭乗するのが初めて。急な欠航、フライト変更など不安要素は尽きないのですが、最終日だし何かあってもきっと何とかなるかな。
実際に予約したフライトはこちら。合計では、19万マイル+645240円となりました。
大人1人、子供2人
大人1人、子供1人
なぜ予約が2枚に分かれているのか?
バリ島へ行こうとしたときは5人まとめて予約したのに対し、シンガポール行きは3人と2人と、特典航空券の予約が2つに分かれています。もちろん、全員同じ便、隣同士の座席です。
5人同一行程なのに、このような予約になったのはなぜでしょうか?
実は、もともと行きのタイ航空はエコノミー3人、ビジネス2人と分かれて予約するつもりだったんです。なぜなら、タイ航空のエコノミーはどのフライトを見ても空席が4人しかなかったから。
最初に3人のエコノミーを予約したので、残りのエコノミーは1席しかないはず。そう思って、念のため2人分のタイ航空のエコノミーを検索してみたんです。
そしたら、残り1席しかないはずのタイ航空のエコノミーが2席取れるじゃないですか!
おそらく、タイ航空は特典航空券枠が何席あっても、エコノミーは4席、ビジネスは2席分しか空席表示されないんですね。ちなみに、BKK-SINのA350では、エコノミーを5席取った後でも、さらに4席を予約することができたんです。つまり、A350のエコノミー特典開放枠は9席ある、ということになりますね。
ビジネスクラスは確認できていませんが、どのフライトを見ても2席しか空席がないことから、4席の空席があっても2席しか空席表示していないんだと思います。特典航空券には何席開放しているのかな。
まとめ
行きはビジネスとエコノミーに分かれて搭乗しようと考えていました。でも、結果的に全員エコノミーで予約することができました。A350のビジネスを体験したかった気持ちはゼロではないですが、せっかくの家族旅行、子供たちと近い距離でいられるエコノミーのほうがいいですね。
帰りはシンガポール航空のA380に乗ることができます。2階建ての飛行機は初めて家族旅行で乗れるので、子供たちは喜ぶでしょう。上海では途中降機、これは上海浦東空港でトランジットするときは中国東方航空を除き、必ずいったん入国することが必須だから、日程に余裕を取ろうと思ったんです。せっかくなので、上海ディズニーへ行くのもありかなと考えています。
今回は5人分の特典航空券を取ることができた実例を紹介しました。5人以上予約したい方へご参考になればいいなと思います。
まだまだ10ヵ月以上も先の家族旅行、今からワクワクドキドキ。計画を立てるのが楽しみです。