ベトジェットエアをご存知でしょうか。
2014年に機内でビキニショーを催行したことから、「ビキニ航空」と認知している方もいるかもしれません。
(2018年12月追記)
ベトジェットエア(Vietjet Air)が「アジア・ベストフライトアテンダント・ワードローブ2018」のトップ10に入賞しました。トップのシンガポール航空(Singapore)、他の入賞エアラインは〇エールフランス(Air France)、〇大韓航空(Korean Air)、〇カンタス航空(Qantas Airways)、〇タイ国際航空(Thai Airways International)、〇中国東方航空(China Eastern Airlines)、〇アエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airlines)、〇エティハド航空(Etihad Airways)です。名立たるFSC(フルサービスキャリア)と並んでベトジェットエアが入賞したのは、それだけ人気がある証拠ですね。
ベトジェットエアは2018年11月に「Ultra Low Cost Airline Award For 2019」にも入賞しています。
2017年10月、ベトジェットエアに搭乗する機会がありましたので、今回はその搭乗記です。
ベトジェットエアって、どんな航空会社?
ベトジェットエアはベトナム最大のLCCで、副会長兼社長を務めるグエン・ティ・フオン・タオ女史は世界長者番付に名を連ねています。
ベトジェット社長が世界女性長者番付に初登場、越人で唯一 [経済] - VIETJOベトナムニュース
現在、ベトナムの国内線のシェアは、1位は旧国営のベトナム航空の42%ですが、2位はベトジェットエアの41%(2016年)。ベトジェットの成長が著しいことから、2017年にはシェアが逆転するでしょう。
また、ベトジェットエアは2017年7月にJALとの包括的業務提携を発表しています。いずれ、ベトジェットのJALコードシェア便が飛ぶようになるのでしょうか。
ダナン国際空港到着
ベトジェットエアはベトナムのダナン国際空港からホーチミン国際空港まで搭乗しました。
出発はダナン国際空港から。
空港に到着したのは9時40分。国内線とはいえLCCなので、1時間半前に空港へやってきました。
ダナン国際空港の出発ロビー。大きくはありませんが、天井が高くて開放的な空間です。
ベトジェットのカウンターへやってきました。
思ったより並んでいませんでした。前に並んでいたのは4人、10分ほどでカウンターにて手続き開始です。
ちなみに、ベトジェットエアはハノイ、ホーチミン、ダナンの3空港に自動チェックイン機があります(国内線のみ)。
今回は預け荷物なしで頼んでいたため、手荷物が7kg以内なのか、重量チェックがあります。
私の手持ち荷物は機内持ち込み用のキャリーバックと小さなショルダーバックです。
手渡された搭乗券はレシートのような感熱紙でした。日本でもLCCはこういった紙のようですが、読み取りエラーとならないか、ちょっと不安になります。
さて、次は保安検査。国内線の利用なので、イミグレはありません。
保安検査場は10分ほどで通過、思ったより空いています。とはいえ、列ができてもよいようにロープが準備されておりますので、混雑するのを前提としたほうがよさそうです。
ダナン国際空港の制限エリア内散策
制限エリアに入りました。中にはけっこうお店があります。
ミニマートにはいろいろと売っていそうです。
ベトナム人はコーヒーが好きなんでしょうね。コーヒーショップが4店ほど入っていました。
喉が渇いたので、生絞りジュースを買いました。
55000ドン(270円)と、ベトナムにしては高めだったのですが、カウンターにあるフルーツをカットするところから作っていただけました。
うーん、うまい!!
引き続き、制限エリア内を散策します。
ダナン国際空港にはベトナム航空のラウンジがあります。
写真を撮っていませんが、中には軽食がありました。ベトナム航空はスカイチームですので、デルタのアメックスゴールドやエールフランスのフライングブルーを持っていれば、上級会員としてラウンジの利用が可能です。
ベトナム航空ラウンジの隣には、インターコンチネンタルのラウンジがありました。中の様子は見えませんでしたが、入り口はかなりゴージャスな感じです。
ベトジェットエアVJ637便へ搭乗
11時になってVJ637便へ搭乗開始。LCCはよく遅れると聞いていましたが、定刻通りでした。
この写真には写っていませんが、すでに100人以上が並んでいてびっくり!最初に入って写真を撮るのは諦め、列が消えてから搭乗します。
手前は本日搭乗するVJ637便です。奥にもベトジェットがいますね。
その奥は、ベトジェットに似ていますが、海南航空でした。
隣にはベトナム航空が駐機しています。
ボーディングブリッジから。
反対側には、機長さんが見えます。
さて、機内に乗り込みます。
前のほうにはちょっと高いシートの席がありますね。シートは良さげですが、横幅は普通席と同じようです。
このシート、飛行中は普通席とカーテンで分けられます。まるでビジネスクラス!
ベトジェットエアと言えば、カジュアルなかわいい制服がウリのエアラインですよね。
今回はパネルのようなCAさんが何名くらいいるのかな、と思って搭乗しました。
さて、結果は、、、、
前にはCAの体格の良い若いお兄さんがいっぱい!!!
これは想定外でした。
チーン、、、と思ってしばらく様子を見てると、
一名だけ、女性のCAさんでした。CAさんを撮影したわけではないのですが、敢えてのコメントをしているので、モザイクかけています。
CAさんの人数を数えてみると、6名のCA中、5名が男性、1名が女性でした。ベトジェットエアはLCC。荷物入れも小さくて力作業なので、必然的に男性が多くなるんでしょうね。どのCAさんも若い方が多かったです。
男性CAの比率が高いことも驚きましたが、A321という機体でも6名のCAさんが搭乗してることにも驚きました。
ベトジェットエアの機内誌のすべて
さて、機内誌を拝見します。
LCCは機内食が有料が一般的。ベトジェットも機内食は有料なのですが、機内食も機内販売もお値打ちで、かつ充実しています。
今回はそのすべてを公開します。
表紙から。
最初は子供用のリュックがお出迎え。
日本円で850円ほどですので、けっこうお値打ちですね。
機内食は事前予約で20%オフとの宣伝です。
上が国内線、下が国際線の料金です。国内線のほうがなぜかお得なんですね。
続いて、キッズグッズ。子どもの制服、かわいくないですか?
女の子だと、ポロシャツもスカートも各600円、防止が300円、合計1500円でかわいい制服一式がそろってしまいます。
続いて、飛行機のクラフトモデル。
ANAやJALだと8000円くらいするものが、ベトジェットだと3500円で販売しています。
機内では、2名ほどが購入していました。帽子の方の持っている赤い箱が商品です。
続いて菰野類。キーホルダーが150円。エアライングッズがここまで安いのは珍しいですよね。
スポーツバッグが1300円、帽子が330円。ほとんど原価なのではと疑ってしまいます。帽子をいつ使うのか、悩みますけど。
続いて、フードメニューです。
ドリンクはそこまで安くないですが、ほぼ定価ですので、機内販売としては格安なのではないでしょうか。
お菓子も定価。ただ、日本のトッポがベトナムの機内販売で100円で買えることは驚きです。ビールも150円!
それでは、ここからが機内食。
いろんなメニューがありますが、すべて270円という格安ぶり。
ベトナムエースコックのカップラーメンは180円です。お湯を入れて持ってきてくれるだけでもうれしいですね。
機内誌のすべて、いかがだったでしょうか。
この値段なら、買ってもいいなと思いますね。
ということで、私も買ってしまいました。
本当は機内食を購入するつもりだったのですが、ホテルでお腹いっぱい食べてしまったので、ブログのためだけに購入するのは自粛。
購入したのはこちらのグッズです。かわいい赤い袋付き!
くまのぬいぐるみが400円、キーホルダーが150円、合計550円相当です。国際線はドルが使えるようですが、国内線の機内販売は現金(ドン)のみです。
ベトジェットのグッズが安く買えて、喜んでいるうちに、シートベルト着用サインが点灯し、目的地のホーチミン国際空港に到着しました。1時間10分はあっという間ですね。
今回のフライトは1時間10分のフライトで、水平飛行は50分程度。
離陸して前半の30分はドリンクやフードの販売、後半の20分はグッズの販売でした。
まとめ
初めて乗ったベトジェットエア。
海外LCCの国内線ということでかなり身構えていましたが、何のことはない、いたって普通の国内線でした。
むしろ、たった1時間のフライトですし、過度なサービスがないLCCのほうが好きかもと思ってしまいました。
ベトジェットエアは、2018年2月にハノイ/関空便を就航する発表をしています。ベトナムへはANA、JAL、ベトナム航空だけでなく、「ベトジェットエア」という選択肢が生まれて、ベトナムが近くなりますね。
もしベトナムへ行かれる方、ベトジェットエアに乗る機会がある方は、ぜひ参考にしてください。
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