2017年1月6日、香港経由でマカオ入りし、マカオの世界遺産を散策しました。マカオの世界遺産はとても素晴らしく、保存状態もよかったです。私の中で、マカオのランキングが一気に上がりました。
マカオと言われると、みなさんは何をイメージしますか?まず最初に挙がるのがカジノ。
マカオのカジノは、ラスベガスを抜いて世界一のゲーム市場に発展しています。
でも、私が主に訪問したのは、カジノではなく世界文化遺産のひとつ「マカオ歴史地区」です。
目次
マカオ歴史地区とは
世界遺産に詳しくない方は「マカオ歴史地区」って何?と思いますよね。
マカオ観光局のHPでは、以下のように記載されています。
2005年、世界遺産に登録された「マカオ歴史市街地区」はマカオ半島の中心にあります。22の歴史的建築物と8カ所の広場を含む日常生活地域は、16世紀から東洋と西洋の文化が融合・共存してきたマカオならではのユニークな歴史の証しです。
マカオ観光局のサイトには、建物の写真がたくさん載っています。
でもこれだけでは、何がすごいのかわからないですよね。
私も日本で調べている段階ではすごいのかわからなかった一人です。
このサイトから読み取れたのは、「22の歴史的建築物と8カ所の広場」というところだけ。
建築物がたくさんあるからすごいの?
でも、数だけなら、tripadviserに1800以上の口コミは投稿されませんよね。。。
私個人の意見ですが、世界遺産って、「百聞は一見に如かず」だと思うんです。
どれだけ他人から「すごいよ!」と教えてもらっても、感動は伝わらない。
それは過去にスペインへ旅行したときに感じました。
じゃあ、マカオの世界遺産を理解するには、実際にみちゃえばいいんじゃない!?
ということで、マカオに滞在した1日で、多くの世界遺産を見てきました。
マカオ旅行記(序章)
*本記事では、旅行記の序章として、フェリーターミナルからマカオの世界遺産へ向かうまでと、フェリーターミナルへ戻るまでをまとめます。
さて、マカオのフェリーターミナル(外港客運碼頭)に到着しました。
マカオと香港は別の国なので、フェリー到着後はまず入国審査です。空いてたのか、5分ほどで通過してゲートを出ると到着するのはフェリーターミナルの1階です。
日本からマカオへ行く場合、マカオへの直行便よりも香港国際空港を経由する航空券のほうが安くて便数が多いので便利ですね。
香港国際空港からマカオへの行き方は大きく分けて2つあります。
一つは香港市内に出てからマカオへフェリーで行く方法です。
もう一つは2018年10月24日に開通した、香港とマカオをつなぐ橋「港珠澳大橋」を走るシャトルバスで行く方法です。
私は2017年にフェリールートを、2018年にシャトルバスを利用しました。
私は香港空港からマカオへ直行するのであれば2つ目のシャトルバスで行く方法がおすすめだと思います。
旅のお供、現地SIMの入手
フェリーターミナルでSIMカードを購入
フェリーターミナルではマカオで使うSIMカードを購入しました。
フェリーターミナルでSIMカードを売っているのは自販機です。3macau、CTMの自販機が目につきましたが、どちらも100ドルか200ドルのどちらかでした。どちらのSIMも3日間で100ドルがありました。どちらも大差ないと思います。香港ドルで購入できますが、おつりは出ませんので、100ドル札は準備しておいてください。
CTMのSIM自販機
3macauのSIM自販機
私が購入したSIMカード
今回はCTMを選択。しかも、写真を撮っていない自販機で購入したという。。。なぜ写真がないかというと、ターミナルにはCTMの従業員?がいて、旅行は1日だと伝えると、これを買えと進めてきたんですよ。まぁどれでも大差ないかなと思って購入しました。
パッケージはコロコロかわるようなので、ご参考レベルとしてください。どのSIMサイズにも合うようになっていますので、ご自身でうまく外してください。指で簡単にはがれます。
マカオ世界遺産観光の起点「セナド広場」へ
フェリーターミナルから、観光の起点となるセナド広場へどうやって向かうのか。マカオに宿泊する方は、宿泊するホテルのシャトルバスに乗車するのが一番簡単だと思います。荷物をホテルに預けられるのがメリットですよね。宿泊するホテルからセナド広場へは、タクシーで向かうことになります。
一方で、マカオは香港から1dayトリップもできちゃうような便利な国なので、宿泊しない、またはスーツケースは香港に置いてきたという方もいると思います。
そこで、今回はフェリーターミナルから直接世界遺産へ向かう場合についてまとめました。
マカオフェリーターミナルから大きく分けて3つの手段があります。お勧めな順に書いていきますが、①②はどちらでもOKです。ご自身の状況で決めてください。
①タクシー
タクシーを利用するメリット
最も確実なのはタクシーです。通常はフェリーターミナル前に待機しています。初乗り1.6kmまで15パダカ、230m毎に1.5パダカ。セナド広場まで30~50パダカ程度のようです。荷物をトランクに乗せるときは5パダカ追加されます。
UBERの状況
タクシーと似たシステムとして、最近は世界的に「UBER」が広まってきていて、マカオでは2015年から運用を開始したようですが、私は交通当局と小競り合いがある記事を見て、利用していません。最新情報でも、マカオ当局としては「違法」と判断しているようです。2017年7月17日、UBERは正式に一時撤退を発表しました。
Uber、マカオ市場からの一時撤退発表 | マカオ新聞 - 澳門新聞 - The Macau Shimbun
タクシーを使う上での注意点
タクシードライバーは、日本語は当然、英語すら通じないことが多いです。
地名だけ単語で言えば通じると思いますが、念のため地図や現地の地名を書いたものを準備したほうがいいかもしれません。
1ドル以下のおつりはもらえません。(チップとして取られてしまいます)
②カジノ行きシャトルバス
タイミングがよい、時間に余裕がある、一人で行動する場合はこのシャトルバスが便利です。シャトルバスについては、詳しくまとめられている方がいらっしゃいます。
私が利用したシャトルバス
私が利用した、おすすめのシャトルバスは「Grand Emperor Hotel(英皇娯楽酒店)」行きのバスです。シャトルバスの時刻表はホテル公式サイトに記載がありますのでご覧ください。15分おきにバスが出ていますね。
場所 - Grand Emperor Hotel 英皇娛樂酒店
バスに乗っていくと、当然「Grand Emperor Hotel(英皇娯楽酒店)」の目の前に停まります。衛兵が立っていて、エンペラー感がありますね。
「Grand Emperor Hotel(英皇娯楽酒店)」行きのバスを使うメリット
〇運行本数が多い。
運航時間:9:00~深夜1:00(約15分おき、1時間に4本)
〇ホテル宿泊者ではなくても利用可。
マカオ半島のバスのほとんどは、宿泊者専用でした。たとえば、リスボアホテルのシャトルバスには乗車を断られました。
〇「Grand Emperor Hotel」からセナド広場まで歩いて5~10分程度。
セナド広場まで結構近かったです。信号付き横断歩道の多さが玉にきず。
〇フェリーターミナルへ戻るときも使える。
マカオはカジノへ来る人はウェルカムですが、帰る人には厳しく、乗車できない場合があります。「Grand Emperor Hotel」のシャトルバスの場合は、帰りも問題なく乗ることができます。カジノ2階(日本でいう3階)の奥のカウンターでバスチケットをもらう必要があるのでご注意を。カウンターでは「フェリーターミナル」と枚数(指でもOK)を言えばチケットを渡してくれました。
このシャトルバスに乗車するまで、いくつかのシャトルバスに断られたため、焦っていて私自身の写真が撮れていません。以下のリンク先のブログの通り、紫色のバスに乗りました。
シャトルバスを利用する上での注意点
便利なシャトルバスですが、注意点もあります。
〇フェリーターミナルでの乗り場がわかりにくい
フェリーターミナルにシャトルバス乗り場がどこにあるのか、地図がありませんでした(私には見つけられませんでした)。
フェリーターミナルの駐車場の一角がシャトルバス乗り場となっているので、駐車場に向かう地下道を歩いて行って、途中の階段を登るとバスがいっぱい停まっている、という感じです。
地下道をうろうろしていたら、中国人がたくさん登っていく階段があるので、ついていくといいかもしれません。
次回マカオへ行くときは写真撮って来ようと思います。
③路線バス
路線バスはルートがちょっとわかりにくい
初めてマカオに来た方の場合は路線バスを使うのはお勧めしません。
理由は、バスの路線図がなく、どのバスがどこへ行くのかがわかりにくいからです。
逆に、目的地へ行くバスがわかっていれば、6パダカととても安いので使えますね。
なお、バスの路線図はありませんが、ツーリストマップをマカオフェリーターミナルで入手することができます。
このマップに主要なバス停とそこを通るバスが書かれています。
でも、ルート自体が書いてないので、よくわからないです。
フェリーターミナルはバスが多く発着します。バスは行先ごとに番号が書かれていて、一見わかりやすいようですが、運行ルートの地図がないので、マカオの地名に詳しくない方にとっては利用しにくいです。
公共のバスでフェリーターミナルからセナド広場へ行く方法
(2018年12月追記)
公共のバスに乗ってフェリーターミナルからセナド広場へ行く方法です。
マカオのバスはバス停ごとに番号がついています。
- フェリーターミナル(外港碼頭)はM239。
- セナド広場に一番近いバス停(新馬路/永亨)はM134
M239とM134を1本で行けるのは3番のバスです。
中国語かポルトガル語しかないのですが、バスの公式サイトがありましたのでリンクを貼っておきます。
マカオパスを持っていると、3パダカなんですね。
まとめ
マカオ旅行記と書きながら、旅行する前の記事でいっぱいになってしまいました。でも、こういった情報ってなかなかまとまっていないので大切だと思うんですよね。
本記事では、路線バスを否定的に書いていますが、私はマカオ観光中に1回乗車しています。
渋滞にはまると時間はかかるものの、乗ってしまえば日本と変わりません。
むしろ、地図を広げていたら現地の人が心配して声をかけてくれてくれて色々教えてくれました。
ポルトガル語なのか、全然わかりませんでしたが、ちょっとうれしかったです。
マカオは小さい国。バスで迷子になっても最後はタクシーがあるので、一度はバスにチャレンジしてみてもいいですね。
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