ビクトリア・ピーク、香港随一の観光名所。
ビクトリア・ピークから見る夜景は世界三大夜景の一つにも数えられるほど素晴らしいです。
もちろん、夜景でなくても昼間の展望も最高です。
ビクトリア・ピークに登る方法はいくつかありますが、最もメジャーなのはピークトラムの乗車です。
ところが、このピークトラムに乗るための待ち時間は最低でも1時間、長いときは2時間と超々々々混んでいます。
普通に乗りたければ、待つしかないですね。
香港へ観光にやってきて、待つだけで2時間も時間を浪費しますか?それはもったいなさすぎます!
じゃあ、待てない人はピークトラムに乗るのは諦める?
いえいえ、行きも帰りもお勧めの方法があります。
この方法なら、行きのピークトラムは15分ほどで乗れますし、帰りも別のルートを使ってラクラク。
ひと味違った香港を楽しむことができますよ。
2019年3月21日追記
ピークトラムの改修工事が発表されました。
2年近くにわたって行われます。まずは2019年GWから夏休み前半にかけて香港へ行く予定の方は注意してください。
■ 改修工事期間(予定)
前期: 2019年4月下旬~7月中・下旬まで
後期: 2020年夏から5ヵ月間を予定
詳しくはこちらをごらんください。
ビクトリアピークとは
ビクトリア・ピークで世界三大夜景を見る
ビクトリア・ピーク(香港名:大平山)は香港島に最も高い山。その山から見下ろす香港島や九龍半島の景色は最高です。
特にビクトリア・ピークから見える夜景は、世界三大夜景に数えられ、「100万ドルの夜景」と称されます。
夜景の中でも8時から始まる13分間の「シンフォニー・オブ・ライツ」は観光客だけでなく、香港在住の方からも人気です。
スカイ・テラス428ってなに?
そもそもスカイ・テラス428って何なんでしょう。
公式ページにはこのような説明があります。
ピーク・タワーの屋上、スカイ・テラスの西デッキは企業や団体がパーティーやイベントを行うのに今香港で最もおしゃれな場所となっています。香港で最も高い展望台、スカイ・テラス428では360度の絶景をご覧いただけます。朝でも夜でも、ピーク訪問時は見逃せない絶景スポットです!
ピークタワーは396mのところに立っているので、428というのはおそらく展望台の高さだと思います。
よく雑誌やテレビで紹介される100万ドルの夜景はここから撮影したものですね。
スカイテラスの営業時間はこちら。
10 am to 11 pm (Mon - Fri)
8 am to 11 pm (Sat, Sun & Public Holidays)
スカイテラス428の入場料は、大人52ドル、子供26ドルです(2018年11月現在)。
香港やマカオへ行くときに最も便利なのがるるぶ。
旅行へ行く前に入手しておきたいですね。
本を持っていくのは重いから大変、という方にはソフトバンクが提供するブック放題がおすすめ。
ソフトバンクを契約していなくても利用可能。たった月額540円で、るるぶ100冊の他、雑誌200冊、漫画20000冊以上が読めちゃいます。
さらに30日の無料期間があるので、もしご自身に合わなければ無料期間中に解約することも可能です。
ビクトリア・ピークの展望台への行き方
おすすめな行き方
結論から言います。
まだビクトリアピークへ行った事がないなら、このルートが絶対に一番良いです。
- 行き:KLOOKのツアーを使ってピークトラムに乗る。
- 帰り:15番のバスに乗って中環駅へ戻る。
①行きはピークトラム
ビクトリアピークへ行くのに最もメジャーな乗り物、それがピークトラムです。ピークトラムとはこんな乗り物です。
山間を走る由緒あるピーク・トラムは香港の自然の素晴らしさ、美しさを真に享受できる唯一の方法であることは、多くの人が賛同しています。毎年、何千万という旅行者が世界中から訪れ、市内の景観を他にはない角度から楽しんでいます。
メジャーな行き方だからこそ、非常に混雑しています。
ピークトラムに乗るのに、夕方以降の夜景が見える時間帯は2時間待ち、昼間でも1時間待ちを想定しておいたほうがよいでしょう。帰りの待ち時間は行き程ではありませんが、乗車するのに1時間近くかかると思います。
そんなとき、KLOOKのファストパストラックが使えるツアーがお勧めです。
ピークトラムのファストレーン
ピークトラムは一般客向けの通常レーンの他、ファストレーンと呼ばれる優先乗車ができるレーンがあります。
さらにファストレーンの中にも、私が見た限りは旅行会社向けのファストレーンと一般のファストレーンに分かれています。
待ち時間の長さをイメージで表すとこんな感じ。
旅行会社向けファストレーン <<<< 一般向けファストレーン << 通常レーン
私は旅行会社向けのファストレーンを経験しましたが、旅行会社向けのレーンは明らかに最優先で乗車することができました。待ち時間はおよそ20分ほどです。15分おきにピークトラムが発車するので、2回待って、3回目に乗車したというようなイメージですね。列はどんどん進むので、待たされるという感覚はありませんでした。
KLOOKのツアーのおすすめポイント
- 中環駅の出口Kに集合、ビューポイントの説明(中国語or英語)
- 集合時刻は11:00から19:15分まで。30分~1時間おきに15回の出発時間から選べる。
- 10分ほど歩いて、ピークトラム山麓駅へ
- ピークトラムに優先乗車(ファストトラックを利用)
- ピークトラム山頂駅へ到着後、フリー行動&解散
- スカイテラス428の入場料込みなので、自由に散策
私は、このツアーを2回利用しています。多少違いはあったものの、2回とも同じような流れです。
訪問記を下でまとめていますので、ご覧ください。
KLOOKは紹介を受けて入会すると30香港ドルのクーポンが使えます。さらに安くなってうれしいですね。初めて登録する方はこちらからどうぞ。
同じツアーで台湾の旅行サイトKKdayもあります。KKdayは日本語サイトなので読みやすいですね。
ただ、kkdayのツアーは15:00と18:00の2回のみ。実際のツアーも中国語&英語対応なので、サイトが日本語対応している以外はklookと同じですね。
②帰りは路線バス
帰りは路線バスが便利です。
この路線バスは2階建てバスで、上環駅、中環駅、香港駅を順に回ります。スターフェリーに乗る方にも便利ですね。
乗車時間は40~45分かかりますが、待ち時間は最大15分ととても短く、全く苦にならなかったです。ただ、カーブが多い山道を通るため、スマホを見続けると酔います。酔いやすい方はピークトラムで往復するKLOOKのツアーを選びましょう。
15番路線バスで行けるところ
ビクトリアピークの山頂を出発する15番バスの目的地をまとめたのでご覧ください。
尖沙咀の繁華街や旺角のナイトマーケットへ行く方は上環駅でMTRに乗ると便利ですね。
目的地(最寄り駅) | 降りるバス停 |
MTR上環駅 | 26 Pacific Place, Queensway |
MTR中環駅 | 28 Pedder Street |
香港駅&スターフェリー乗り場(終点) | 29 Central (Exchange Square) |
15番路線バスのルート
利用するのは新巴(First bus)の15番路線です。緑の→が乗り場。経由する道や駅は以下の地図をご覧ください。住宅地を巡っていくので、けっこうぐるぐると回ります。2階を樹がギリギリに迫ってたり、斜面すれすれを走ったりと、かなり車窓を楽しめました。
走行時間は山頂からフェリーターミナルまでが45分。MTR上環駅までなら30分ほどだと思います。
30分と聞くと長く感じるかもしれませんが、バスに乗るまでにほとんど待ち時間がないですし、ピークトラムまで歩く必要がないので、実はピークトラムよりも早くMTR駅へ行けるルートです。
ちなみに、ミニバスのルートはこちら。
距離が半分くらいになるので早く着きますね。
別のルートのミニバスに乗ったことがあります。
日本で言うマイクロバスですね。
緑色をしているミニバスで、Green Mini Bus(GMB)と書かれていることもあります。
(参考)時間優先ならタクシー
タクシーも利用しませんでしたが、時間がないときのためにバックアップで考えたプランです。
なぜバックアップとしたのか。それは2つの理由があります。
- 値段が高い。帰りは150ドルとか200ドルとか、ぼったくられることがある。
- ピークトラムに乗ってみたい。
- 疲れたら、ホテルまで直行できる。
最も大きい理由は値段が高いことです。80ドルならともかく、200ドルという運転手と交渉するのは面倒だと思いました。
多少英語が通じる運転手さんなら、200ドルくらいで往復チャーターするのもありかもしれません。
行きはビクトリアピークのファストレーンを体験
ここからはklookのツアーでピークトラムのファストレーンを使って乗車した体験記です。
klookツアー集合
集合場所はMTR中環駅のK出口前です。
ここに到着したのは14時40分。集合時刻の20分前ですが、ツアーの添乗員らしき姿はいません。
隣の皇后像広場には香港上海銀行の初代幹部であるトーマス・ジャクソンが立っています。
待ち時間ついでに観光できますね。
14時45分になって、旗を持ったKLOOKの添乗員がやってきました。
添乗員を先頭に受付の列ができます。
受付が終わると、「近くの木の下で待て」と言われたので、みんな待っています。
参加者はざっと50~60名ほどでしょうか。
渡されたチケットはこんな感じ。上が大人(ART)、下が子供(CRT)です。
シールはklookツアー証で、「見えるところに付けてください」と案内があります。
この後、ツアーについての説明がありました。説明は英語と中国語(広東語)でしたので、私は英語のほうを聞きました。
ツアー添乗員さんの説明は、わかりやすいジェスチャーを交えてくれますので、英語が苦手でも大体のことはわかります。例えば、ピークトラムは右側のほうが景色がよいから、そちらに座ったほうがよい、とかですね。
ピークトラムの山麓駅、花園道駅へ
説明を受けた後、ピークトラムの山麓駅である 花園道駅に向かって登り坂を10分程度歩きます。
夏の昼間は熱いですが、素晴らしい景色を見るために頑張りましょう。
写真右下の男性の添乗員さんがずっとKLOOKの札や旗を持って歩いているので、その方についていけば間違いありません。こちらに入ってねとアピールしてくれます。
旅行会社のファストレーンはどんどん進みます。
一般のファストレーンがありますが、完全に旅行会社のレーンが優先でした。
改札をくぐったところ。
ちょうど1つ前のトラムが到着したところでした。この次のトラムに乗車できました。
ピーク・トラムに乗車
乗車するトラムが到着!
運転手さんが乗っていますね。
ケーブルカーなので、運転はしないはずですけど。
トラムに乗車しました。
トラムは2両編成、ドアは大きく分けて先頭か最後尾、真ん中(2か所)にあります。
席に座って写真を撮りたい場合は、ドアの近くで待つようにしましょう。
しゅっぱーつ!残念ながら座ることはできず。。。。
それにしてもかなりの急こう配です。
視界が開けてきました。この高さでも素晴らしい景色ですね。
トラムに降ります。
一度KLOOKのツアー添乗員が案内してくれます。
とはいえ、皆さん同じ方向へ向かうので心配はありません。
あちらへ行ってねーと誘導してくれます。
広いところに集まって、添乗員さんから最後の説明があります。
私は英語担当の方の説明を受けます。要点は、ここで解散して帰りは各自変えること、スカイ・テラス428は再入場はできないこと、の2点でした。でも、スカイ・テラス428にトイレがないので、トイレに行きたいと伝えると再入場できました。
注)集まるときと集まらない時がありました。トラムを降りたら解散と思ってよいようです。
この時点で、16時前。ツアー開始から1時間弱でした。
通常、ご自身でチケットを購入して乗ると、2時間はかかります。このKLOOKのツアーは本当におすすめです。
ピークタワー散策(コーヒーブレイク)
スカイ・テラス428はピークタワーの最上階ですので、まずはピークタワーの散策をします。
といっても、ほとんどがお土産屋か飲食店なので、今回はPACIFIC COFFEEで休憩することにしました。
店内はそれなりに混んでいます。
PACIFIC COFFEEは香港で最もメジャーなコーヒーチェーンで、ビクトリアピーク店でも他店と同じ価格で飲食できます。カフェラテのGrandeが44ドルだったと思います。
なぜ、この店にしたのか。
それは、冷暖房が効いた部屋の中で、香港の絶景を眺めながらコーヒーが飲めるからです。
これは最高ですね。
PACIFIC COFFEEもクーポンでお得
PACIFIC COFFEEもKLOOKのクーポンでお得になります。
トールサイズの42ドルまでのすべてのコーヒーが、30ドルで購入できるEバウチャーをKLOOKで購入することができます。通常のブレンドコーヒーは30ドル前後なのでバウチャーを使う必要はありませんが、40ドルのカフェモカも30ドルで買えることになります。これはお得!
グランデなど大きいサイズを希望する場合は、差額をカウンターで払えばOK。
スカイ・テラス428から絶景を堪能
PACIFIC COFFEEでも満足できましたが、せっかくなので最も高い展望台、スカイ・テラス428に上ります。
スカイ・テラス428まではエスカレータを5つほど乗り継いで行きます。
このスカイ・テラス428から見た景色がこちら。
昼間の景色ですが、香港島、九龍半島の主要なところが一望できます。
今回は時間の都合上昼間に来たので、次回は夜景を見にいきたいです。
山の谷間から見る景色もなかなかいいですね。
帰りは路線バス
帰り道は路線バスに乗って帰ります。
路線バス乗り場へ向かいましょう。
距離は190m、目の前にスカイテラス428の向かい側にあるギャレリアの1階です。
地図にするとこんな感じのルート。
写真右がピークトラム乗り場。バス乗り場は左のほうにあります。
歩いていくと看板がありました。
上から、路線バス、ミニバス、タクシーですね。みんな同じ乗り場です。
15番の路線バスは、最も近くでした。
こちらのバスに乗って帰ります。
(参考)ピークトラムで下山
ピークトラムで下山したこともあります。
17時20分頃に並んだところ、30分ほどでピークトラムに乗ることができました。
夜は1時間かかるとの話も聞きますので、今回は時間が早かったから早いんでしょうね。
ピークトラムで下山したメリットは、ピークトラムとの記念写真を撮りやすかったこと。
皆さん、帰り道への動きは早い。
下山後のピークトラムを最後に降りれば、ゆっくりと写真を撮ることができました。
KLOOKの登録、ツアーの申込み方法
KLOOKの登録方法は簡単です。以下のページからEメールアドレスとパスワードを記入して、sign up(登録)するだけ。
klookに登録するのはメールアドレスとパスワードだけですので、登録は一瞬です。
バウチャーはメールで届きます。
メールアドレスが間違いないかは十分に確認しましょう。
KLOOKのアプリはバウチャーが保管されるので便利。ぜひダウンロードしておきましょう。
sign upしたら対象の国を選びます。今回はHong Kongですね。
下にスクロールしていくと、Peak Tram Fast-Track Comboというのがあります。
これをクリックして、Package Optionsから希望のツアーを選択します。片道トラム乗車券とファストレーンがなら68ドル、往復トラムなら86ドルですね。
SELECTを押すと、希望日時、参加人数を選択する画面になりますので、入力してBOOK NOWを押せばカートイン完了です。
支払い方法はクレジットカード(VISA、Master、Amex)かpaypalのみです。ポイントが付くクレジットカードが良いでしょう。
2018年11月14日時点のバウチャーの種類はこちら。
ミールクーポン付きのバウチャーもありますね。
しばらくすると、このようなバウチャーがメールで送られてきました。迷惑メールに保管されてしまうことがあるので、届かない場合は確認してみてください。
英語で書いてありますが、重要なのは以下の2点です。ツアーですので、集合時間は厳守で行動しましょう。
・MTR中環駅(Central Station)の出口Kが集合場所。
・15分前から受付開始。定刻になったら出発する。
ビクトリアピークへのルート3選
ビクトリア・ピークへの行き方は大きく分けて3種類です。
この3種類について、MTR中環駅からの行き方を簡単に以下の表にまとめました。
赤字にしたところは、KLOOKのツアーで安くなった金額です。
①ピークトラム | ②15番バス | ③タクシー | |
中環駅から乗車するまでの時間 | 徒歩10~15分 | 0分 | 0分 |
待ち時間 | 1~2時間 →15分 | 月~金 10~20分おき 週末 7~15分おき | 0~10分 |
乗車時間 | 8分 | 40分 | 15~20分 |
往復運賃 | 45ドル | 19.6ドル | 約160ドル |
片道運賃 | 32ドル | 9.8ドル | 約80ドル |
往復運賃 +スカイテラス428 | 99ドル →86ドル | 71.6ドル | 約210ドル |
片道運賃 +スカイテラス428 | 84ドル →68ドル | 61.8ドル | 約130ドル |
メリット | 景色が楽しめる 観光気分を満喫 | 景色が楽しめる 安い | 出発地を選べる |
デメリット | 通常の乗車は超混雑 →ファストパスでラクラク | 時間がかかる 少額硬貨の準備が必要 | 運賃が高い 帰りは割増料金(+50~100ドル)を取られる |
ミニバスや徒歩も可能ですが、観光客向きではないので割愛しました。
ミニバスはMTR中環駅に泊まらずに香港エクスプレスのある香港駅へ行きます。歩いて戻るのはちょっと遠いですよ。香港駅へ向かいたい方は安くて便利です。
少しでも時間が惜しい、夜景を見たいだけ、という方は割高になりますがタクシーもありだと思います。
まとめ
ビクトリアピークから見る香港の景色。香港に来たら、一度は行ってみたいスポットです。
ただ、あまりに有名なスポットということで、観光客だけでなく、現地在住者も訪問する人気のスポットとなっています。
香港在住であれば2時間待ちも覚悟できますが、日本からの旅行者にとって、ただ待つだけの2時間はもったいないです。
これから香港へ行こうと計画している方は、是非ともファストレーンを使って、楽にビクトリアピークに行って100万ドルの夜景を楽しみましょう。
ビクトリアピークからの帰りは待ち時間の少ない路線バスがお勧めです。
MTRの各駅まで歩かなくてもよいのもメリットの一つ。
路線バスというとハードルが高く感じますが、日本の路線バスよりもシステムがしっかりとしていて、香港の電子マネーカード、オクトパスが使えます。
せっかく香港に来たんですし、二階建てバスも体験したいですよね。
最後に、klookはツアーだけでなく、チケット購入もお得です。
例えば、香港ディズニーランドの1dayパスポートは639ドルから554ドルと85ドルもディスカウントしています。
是非ともお得なチケットを活用して、余った時間やお金で+αを楽しみたいですね。
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