2018年2月、バンコクから日帰りでスコータイ旅行へ行ってきました。
バンコクから北へ約440キロメートル、タイ北部の南端に位置する古都スコータイ。「幸福の夜明け」を意味する名の通り、1238年ここにタイ族による最初の王朝が開かれた街です。東南アジアの中心地に位置するスコータイは、中国を含め近隣諸国とも積極的に関係を結び、タイの文化や文学が生み出されるなど、現在のタイの礎を築いた街です。
バンコクとスコータイの往復はバンコクエアウェイズで。スコータイ空港はバンコクエアウェイズの私設空港なので、バンコクエアウェイズしか飛んでいません。
搭乗記はこちらにまとめているのでご覧ください。
この旅行では、バンコクのスワンナプーム国際空港で乗り継ぎに失敗しました。これからスコータイへ行こうとしている方のためになぜ失敗したのかをまとめたので、ぜひご覧ください。
この記事では、スコータイ空港から旧市街を観光して、スコータイ空港へ戻るまでをまとめます。
目次
スコータイ空港から旧市街へシャトルバス移動
バンコクエアウェイズに乗って、スコータイ空港へ到着。
かわいいアライバルロビーへ到着。
階段を3段上がってすぐ右側がシャトルバスの受付カウンター、左側がレンタカーの受付カウンターです。
あまりにかわいいので、いったん外へ出てからも撮影。
シャトルバスの料金はこちら。
新市街(DOWN TOWN)へは片道180バーツ、旧市街へは300バーツ。往復だと1割引き。
今回は旧市街への弾丸観光なので、旧市街への往復540バーツ(600バーツの1割引き)です。
レンタカーはこちら。今回はレンタバイクかレンタサイクルを使う予定だったので、レンタカーは利用していません。タイ語が読めないのですが、1日999バーツだと思います。
国際免許を取っていれば、2人以上ならレンタカーのほうが安いですね。
それでは、さっそくバスに乗って出発ー!出発した時刻は8時40分です。
シャトルバスと言っても、12人ほどが乗れるミニバンです。
シャトルバスはスコータイ空港→新市街→旧市街へと走ります。
ここは新市街のバス停です。
途中でレンタバイク屋さんがありました。
ただ、看板がタイ語のみなので、どのバイクがいくらなのか全くわかりません。
Google Mapで見ていた限り、シャトルバスはこんなルートを通りました。
シャトルバスは旧市街の入り口に到着します。到着したのは9時30分を過ぎた頃でした。帰りのシャトルバスはすぐ近くのカフェを12時30分出発だと教えてくれます。観光時間は3時間ですね。
お金が心許ないときは、ATMでキャッシング
バスを降りてすぐの売店の前に、銀行ATMがありました。
手持ちのお金が心許ないときは、このATMで海外キャッシングができますね。ただ、私は試していないので、日本のクレジットカードが利用可能かどうかは未確認です。
クレジットカードによる海外キャッシングの利用方法はこちらの記事をご覧ください。
旧市街を観光
旧市街の刊行を始める前に、まずは利用するレンタサイクルを借ります。入口前に2件のレンタサイクル屋があるので、気づかないことはないでしょう。
旧市街の入場料やレンタサイクル料金
旧市街は大きく3つのエリアに分かれています。
3つのエリアはそれぞれに入場料100バーツがかかります。レンタサイクルはそれぞれ10バーツ追加。以前は城壁内にレンタバイクが入れたようですが、今は禁止とのこと。レンタサイクル(50バーツほど)を借りるか300バーツでトゥクトゥクをチャーターするかですね。
今回はそこまで暑くなく、サイクリングには最適の転機でしたので、レンタサイクルを利用しました。
各エリアの入場チケットです。これは西エリアのチケット。チケットをなくすと再度購入を求められるので、捨てないでくださいね。水色枠内に今日の日付が印字されています。
城壁内の遺跡
さっそく、チケットを購入したあと、まずはスコータイ歴史公園(SUKHOTHAI HISTORICAL PARK)の入り口で記念撮影。旧市街の中にスコータイ歴史公園があるイメージです。
どこかの国の観光客と交換で写真を撮りました。こういう時はお互い様ですね。
赤色で囲われた城壁内の遺跡をレンタサイクルに乗って観光します。
遺跡の中には自転車で入ってはいけない場所がありますので、看板を注意してください。
ワット・マハータート(Wat Mahathat)
最初に行ったのはワット・マハタート。
入口から入って左手にあります。
なんか、よくわからないけど、、、すごいです!
右下に人があるので、この像がどれだけ大きいのかわかると思います。
遺跡に入ってすぐに圧倒されました。
ワット・マハータートのその他写真をどうぞ。
ここだけでたくさんの見どころがあって、すでにスコータイへ来てよかったと思ってます。
ワット・シーサワイ(Wat Sri Sawai)
城壁内中央にあるのがワット・シーサワイ。
ヒンドゥー教の寺院として建立され、のちに仏教様式へと改修されたようです。
実はもっといろいろと見たのですが、写真をゆっくりと撮っている暇はなく、今回一番遠くにある目的地を目指します。
西エリアの遺跡
次に、緑色で囲われた遺跡に向かいます。
緑色で囲われた遺跡はワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin)とワット・カオ・プラ・バット・ノイ(Wat Khao Phra Bat Noi)の2つありますが、時間の関係でワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin)に絞りました。
ワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin)
ワット・サパーン・ヒン(Wat Saphan Hin)へはこんなルートで行きます。4km弱なので歩けないこともないですが、レンタサイクルのほうがいいですね。サイクリング中はほぼ平たんな道でした。
城壁を出てレンタサイクルで15分ほど走ったでしょうか。
Wat Saphan Hinの看板が見えてきました。看板の奥にある建物に警備員がいます。ここの警備員に110バーツを請求されました。
さらに5分ほどレンタサイクルに乗ると、Wat Saphan Hinの入り口が見えてきました。
実は約10年前に、ここで日本人女性が何者かに殺害される事件がありました。まだ犯人は見つかっていません。
ここに来るまでは、かなりドキドキしながらやってきました。いざ来てみると、確かに人気のない場所ではありますが、私が行った昼間には、身の危険を感じることはありませんでした。でも、夕暮れなどは避けたほうがいいかもしれませんね。
さて、気を取り直して、石の道を丘の上まで登っていきます。思ったよりしんどかったです。
ようやく見えてきました。
やっと到着。そして、でかい!!!
下に座っている像、台座を覗いた足から頭までが2mくらい。正面の像は12.5mもあります。
この方、どこを見ているんだろうと思って、振り返ってみると、スコータイの旧市街を見下ろしていました。
北エリアの遺跡
城壁内の次に遺跡が多い、北エリアにやってきました。ここでも、見どころを絞って見学します。
ワット・シーチュム(Wat Si Chum)
ここは一番の見どころですね。
写真に写ってるのが、今回借りたレンタサイクルです。
中へ進んでいくと、仏像のちょっとお顔が見えます。
ただ、近くの人と比べて、サイズが。。。
それもそのはず、スコータイ最大の仏像がここにいるんです。幅11メートル、高さは15メートルもあります。
中に入ることもできます。中と言っても、天井はありませんので部屋と言っていいのかどうか。。。
広角レンズを持っておらず大きすぎて写真に納まりきらなかったので、少し離れて撮影。
ワット・プラパーイルアン(Wat Phra Pai Luang)
ワット・シーチュムから5分ほど自転車で走ると、ワット・プラパーイルアンがあります。アンコール王朝の支配下にあった時代に作られた寺院です。だいぶ朽ち果てていますが、当時としては最大規模の寺院だったようです。
他の遺跡と比べて崩壊が大きいのですが、大きな公園になってのんびりした時間が流れていました。近くで働いている方でしょうか、シートを広げてランチを食べている女性たちもいました。
観光した旧市街のルート
今回は3時間という短い時間内で観光しました。GoogleMapで見ると、約12km。
レンタサイクルを返したのが12時だったので、この12kmのコースを回って2時間半だったことになります。歩けなくもないですが、日帰りの場合はレンタサイクルを借りるのがベターですね。
旧市街でランチタイム
30分ほど時間ができたので、カフェでランチにしました。お店は待ち合わせ場所になっているこちらのSay Hiです。
旧市街には似合わない、と言ったら失礼かもしれませんが、ちょっとおしゃれなカフェですね。ディスプレイにはデザートが並んでいます。
とても汗をかいたので、スムージーでかんぱい!
チキンレッグを頂きました。ベトナムらしい味で、美味しかったです。
店の前から出発するシャトルバスに乗って、スコータイ空港へ。ご飯を食べていたら12時30分からちょっと過ぎてしまいましたが、ドライバーさんにお願いしておいたおかげで、少し待っててくれました。
スコータイ旧市街観光まとめ
スコータイの旧市街はとても素晴らしい街でした。バンコクのアユタヤとはちょっと違いますので、アユタヤへ行った事のある方でも楽しめると思います。余裕があれば、一泊して朝の旧市街散策も楽しそうです。
ガイドブックはこちら、タイ国観光庁から取り寄せると便利です。
今回、一緒にスコータイ旧市街を観光したのは下のブログを運営しているのりさん。お互い旅好きということで、話も合って盛り上がりました。
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