2018年10月、カンボジアのシェムリアップへ行ってきました。
シェムリアップは世界遺産にして世界三大仏教遺跡、アンコールワット観光の拠点となる街です。
シェムリアップへ行くときやアンコールワットを含めた周辺遺跡を観光するときの注意事項とおすすめの観光情報をまとめました。特に、最後のマッサージは最高です。マッサージを受けずにアンコールワット観光を終わらすのはもったいない!昼は観光、夜はマッサージと最高の一日を過ごせますね。
ここ最近、シェムリアップは日本人にも人気の街。
シェムリアップへ行きたい方、アンコールワットを見てみたいと思っている方、参考にしてください。
目次
シェムリアップの基本情報
カンボジアは親日国
カンボジアは親日国です。シェムリアップも同様です。日本人だとわかると、多くの人は歓迎してくれます。「コンニチハ」「アジノモト」と知っている日本語を話してきます。
また、カンボジアの紙幣の一つ、500リエルには日の丸が描かれています。
親日国である理由には、2つの大きな背景があるようです。
一つは1992年のPKO法によって派遣された自衛隊が、内戦で破壊された道路や橋梁を修復して、カンボジアの復興に大きく貢献したこと。一つは日本のODAによってメコン川にかけられた国道一号線の「つばさ橋」のおかげでカンボジアの経済が発展したこと。これ以外にも、民間レベルではNPO法人が小学校を建てたり、教育を行ったりということがあるようです。
これまでの日本人がカンボジアに尽くしてきたからこその今があるんですね。先人の方々に感謝したいと思います。
経済成長が著しい国
GDP成長率が年7%と、世界的に見ても発展が著しい国、カンボジア。
ただ、反対の言い方を変えると、まだ発展途上の国です。国民生活は東南アジアの中でも最低水準。シェムリアップのマッサージ屋で働いている方の月収は日本円換算で1万円ほど。ガイドの話でも、シェムリアップの多くの人は月収1万円以下らしいです。
つまり、収入レベルでいうと日本の20分の1ほど。
多くの人はとても親切
飲食店、ツアー、ホテルなど、20~30人ほどの現地の方と交流をしました。
現地の方は、皆さんとても親切です。困っていたら助けようという方ばかりです。ぼったくってやろうと考えているのはかなり少数だと思います。
たまに○○でぼったくられた!という人がいますが、一部を除き定価が存在しませんので、例えばトゥクトゥクにいくら払うかはその人の価値次第。空港から○○ホテルならこれくらいだな、と思うドライバーに納得できるかどうか。ドライバーによって2倍くらい変わるのは当たり前です。相場の5倍を要求するのは日本人相手の日本旅行代理店くらいですね。
移動関連
入国にはビザが必要
日本人がカンボジアへ入国する場合はVISAが必要です。
VISAはインターネットや大使館で事前に入手する方法と、到着した空港で入手する方法があります。
プノンペン空港またはシェムリアップ空港から入国する場合は、空港で発券するARRIVAL VISAが一番です。30ドルと証明写真を持っていけば、5分ほどでVISAが発行されます。写真を忘れても2ドル(罰金?)を追加で払うと、写真なしでVISAが発行されます。日本で32ドル両替して持っていきましょう。
陸路で行く場合は、国境でVISAを取得するのが大変なため、インターネットでE-VISA(36ドル)を発行していくのがお勧め。
シェムリアップ空港の両替、ATMの場所
シェムリアップ空港の両替所は空港を出たすぐ、右側にあります。探さなくても目立つところにあるので、心配しなくても大丈夫です。
ATMは2か所。飛行機を降りてすぐ、入国審査をする前に1か所あります。
もう1か所は、出発ロビーの入り口です。到着ロビーを出たところはありません。出発ロビーの入り口は到着ロビーの出口から歩いて2分ほどです。
繁華街にはあふれんばかりのトゥクトゥクがいる
シェムリアップに流しのタクシーはいません。
ホテルから繁華街へ行くときは、トゥクトゥクを呼ぶのが基本です。
シェムリアップの繁華街であるパブストリートだけは、とても多くのトゥクトゥクが待機しています。旅行者が歩いていると、すぐにトゥクトゥクはどうだ?と話しかけてきます。お誘いがうるさいと感じるかもしれませんが、これもシェムリアップの文化。適当にあしらいつつ楽しみましょう。
空港から繁華街までは片道5~10ドルが相場。日本の旅行代理店や現地のホテルに頼むと10~20ドル。空港で呼び込みのトゥクトゥクを捕まえると10ドルくらいになるようです。交渉しても下がることはあまりありません。
私はKLOOKで予約しました。空港からホテルまで驚異の定額5ドル。KLOOK専属のドライバーはきれいな身なりでヘルメット着用。料金も最安値を先払いで、とても安心です。
どんなに空港で交渉したってこの値段にはなかなかなりませんし、この金額で行けたとしても通常は不満が残るでしょう。安定収入が得られる専属ドライバーだからこそ、なしえた金額だと思います。
Private Siem Reap International Airport Tuk-tuk Transfers (REP) for Siem Reap
観光関連
近距離遺跡はトゥクトゥク
アンコールワット、アンコールトムなど、10km圏内の遺跡は、トゥクトゥクがお勧め。
パブストリートで夜遊びしていると、トゥクトゥクドライバーが「明日は何するんだ?観光行かないか?」と営業してきます。日本だと呼び込みはなんだか怖い印象がありますが、カンボジアの商売はこれが普通。大型店にインターネットで予約して、なんてのはまだまだ少数派で、トゥクトゥクドライバーはほとんどが個人経営。だから自分で呼び込みをするしかないんです。よさそうな人で交渉がまとまれば、その人にチャーターをお願いしちゃいましょう。
私はパブストリートからホテルへ帰るトゥクトゥクのドライバーにアンコールワットの一日観光を交渉しました。事前調査により相場は20ドルと聞いていて、20ドルと言ってきたので言い値で交渉成立。
ドライバーはバットマンです。観光客がみんな写真を撮っていきます。笑
交渉はそんなに難しくありませんが、やっぱり相手の身分が保証されていないという不安はありますよね。
特に女子一人旅、二人旅だと、まずは身の安全が第一。
そんな場合はKLOOK専属ドライバーのトゥクトゥクがおすすめ。8時間で28ドルと相場の範囲で、身元保証されているドライバーがやってきます。事前払いなので交渉不要なのがうれしいですね。怪しいお土産屋などに連れていかれないのもうれしいポイントです。
Private Tuk-Tuk Charter for Siem Reap
中遠距離遺跡はチャーター車
中距離遺跡の代表なのはベンメリア遺跡、バンテアイスレイ寺院、コーケー遺跡などが有名です。
いずれも30~60kmの距離なのでトゥクトゥクでも行けなくはない。でも平均時速40kmほどのトゥクトゥクだと片道1~2時間かかってしまいます。往復だけで3~4時間かかるということは、1日の半分を移動に費やすということです。ちょっともったいないですよね。
また、コーケー遺跡のように途中の道が舗装されていない場合、開放的なトゥクトゥクだと砂ぼこりで大変なことになります。
ということで、中距離遺跡はチャーター車がお勧めです。今はほとんどの車が冷房完備なので、遺跡を歩いた後の火照った体を休ませるにも最適。
チャーター車のみ、ガイド不要であればKLOOKがお値打ち。身元保証のあるドライバーで安心ですね。8時間50ドルは、ほぼ相場、場合によっては交渉するより安い価格です。
遠距離遺跡はガイド付きチャーター車
遠距離遺跡の代表といえば、プリアヴィヘア寺院。ここはタイとの国境で、警察や軍隊も多く警備が厳しいため、ガイド付きチャーター車がおすすめ。というか、4WDに乗り換えないと山頂へ行けないので必ずガイドを付けましょう。
ガイド付きツアーは、VELTRAが良いですね。日本語ガイドなので安心です。
英語ガイドでもOKの方は、KLOOKのツアーがお値打ちです。
シェムリアップはマッサージ天国
シェムリアップはマッサージが安い。街スパのマッサージなら、タイ式やクメール式のマッサージが1時間8~10ドル。オイルマッサージでも12ドル。(オイルマッサージはシャワーがないので、ホテルに戻る直前がお勧めです)
街スパもいいけど、ちょっとラグジュアリーなスパへも行ってみたいという方。シェムリアップはそういう方にピッタリです。
私が行ってきたのは、「cool sense spa」。市街地からは離れているものの、無料送迎付き。何といっても個室でおしゃれなスパが安い!4ハンドで2時間50ドルを切っています。
KLOOKのバウチャーを使えば、クメール式マッサージが2時間28ドル→25ドル、4ハンドオイルマッサージが45ドル→42ドル。公式サイトよりも安く、予約はネットで完結なのもうれしい。
私は、4ハンドでハーブリネンのマッサージを41ドルで受けてきました。4ハンドは両手両足を同時に施術してもらえます。まさに天国ですね。