セントレアから台湾へ。
セントレアから台湾へ行くフライトは、スカイチームのチャイナエアラインの2便/日の他、ワンワールドのキャセイとJALの1便ずつ、LCCのタイガーエアとジェットスターの3~4便/週が運行しています。
このキャリアを見て、ピンと来た方はエアラインに詳しい方だと思います。そう、世界最大のエアラインであるスターアライアンスの便がないんです。
今回、スターアライアンスではないのですが、ANAと関係の深いスターフライヤーがセントレアと台北を結ぶチャーター便を運航することになりましたので紹介したいと思います。
これを機に、セントレア発着のスターフライヤー国際線が定期運行して、ANAとコードシェアしてくれると嬉しいですね。
スターフライヤーとANA
スターフライヤーはANAが17%出資し、コードシェアを積極的に行っている、ANAと親交が深いキャリアです。
スターフライヤーのハブ空港は北九州空港ですが、セントレアからは福岡行きが飛んでいて、3便/日のスターフライヤー便はすべてANAと共同運航便ですね。
スターフライヤーの機材
スターフライヤーの保有機材は国内線仕様のA320-200のみで、まだ国際線仕様の機材を持っていません。
しかし、スターフライヤーは国内線なのにシートやシートピッチが国際線と同じレベルであり、明らかにLCCとは異なります。
スターフライヤーの座席については、のりさんやすけすけさんが詳しくまとめられています。
私もセントレアー福岡便に乗ったことがあります。とても快適でした。
年末年始限定のスターフライヤー(チャーター便)
セントレアー福岡間のみが飛んでいるスターフライヤーが、2017-2018年の年末年始限定でチャーター便を飛ばします。スケジュールは以下のように2往復。ちょうど福岡ーセントレア便の空いている時間を活用していますね。
https://www.starflyer.jp/news/2017/news_20171004.pdf
スターフライヤーは拠点の北九州の他、羽田や関空から国際線チャーター便を運航したことはありますが、セントレア発は今回が初めてです。
今回のチャーター便はHISの企画商品です。
株式会社スターフライヤーは、2017 年度の年末年始期間に当社初の中部(名古屋)-台北(桃園)間のチャーター便を運航します。
中部から台北への旅行商品は、株式会社エイチ・アイ・エスにより企画・販売され、2017 年 10 月 4 日(水)よりお申し込み受付を開始いたします。
また、台湾の販売総代理店による台北発の旅行企画を通じて、台湾からのお客様にも名古屋やその他日本各地の魅力を体感していただき、更なる地域活性化に繋がるよう努めてまいります。
HISでは、12月30日出国、1月3日帰国の4泊5日のツアーが計画されています。
12月31日ー1月2日で台湾から日本へ来るのは、台湾の旅行会社が販売するようですね。
HISの企画商品ということで、航空券のみの販売はされていないようです。
HISで行く台北4泊5日
HISの旅行プランを見てみましょう。HISは中部地方版にするとプランが出てきます。
今回は一番お値打ちなスタンダードプランを選んでみました。今回はチャーター便ですので、12/30出発の4泊5日は確定です。
2名1部屋でサーチャージ込み諸税別の1名99800円。激安ではありませんが、年末年始で3泊込みのお値段と考えると、高すぎるという印象はありません。
スケジュールはこんな感じ。
12日30日の夜にセントレアへ来て1月3日早朝に帰国です。1月1日は市内観光ランチ付きもいいですね。
帰国が深夜便だけど大丈夫?
この行程で私が一番心配なのは、帰りのフライトが深夜便であること。そして、フライト時間がたった3時間半ということです。
3時間半だと、ほとんど寝ることはできないでしょう。
国内線を使った機材で短い時間の深夜便というと、羽田ー那覇間のギャラクシーフライトがすぐに頭に浮かびます。
このギャラクシーフライトには私は体験しなかったのですが、多くの修行僧が深夜に沖縄を往復するという暴挙?へ果敢にチャレンジされています。
いやー、この搭乗記を読むと、私は絶対できないなと思います。
でも、今回のスターフライヤーは羽田ー那覇より1時間長いフライトであり、全席皮張りシート、そしてシートピッチもANAやJALのエコノミーより広いです。さらに、タッチ修行ではなく旅行なので、前日は台湾に宿泊しています。
これらをまとめると、何とか1回の夜行であれば、頑張れるのではないのでしょうか。
まとめ
香港エクスプレスのセントレアーグアム便が、急きょ運航中止となって、セントレアに暗雲が、、、とちょっと気にしていました。
ところが、最近では10月にエアアジアがセントレアを日本のハブ(拠点)とすることを発表し、5月のジェットスターのセントレア拠点化と合わせて、セントレアがにわかに沸いています。
今回のチャーター便で、中部地方にスターフライヤーというエアラインが浸透すれば、スターフライヤーの国際線定期便が運航されるのも夢ではないと思います。そしてANAと提携して、台湾へ行けるセントレア唯一のスターアライアンス便となって欲しいです。
今回のスターフライヤーはANA便ではなく、上級会員になるためのPPやFOPはたまりません。
でも、日本のキャリアでセントレアから台北に年末年始に行けて、4泊5日で10万円を切っているのは魅力的だと思います。
年末年始を海外で過ごしたいと考えている方、ぜひいかがでしょうか。