マイルを貯めて家族旅行の特典航空券を発券したい。
大人だけの旅行なら、オンラインでの検索結果に従って発券すれば、予約時点で必要マイルや諸税がいくらかかるのかが明らかになります。
一方で、家族、特に幼児を連れて特典旅行をする場合、いくらで幼児はいくら必要なのかがわからなくて困った経験があります。
飛行機に乗るときの幼児運賃。国際線は、2歳未満の子供を大人と同行するとき、多くの航空会社が主に幼児運賃を設定しています。私が幼児と特典旅行をしようとして、いろいろ調べた結果を備忘録も兼ねてまとめたいと思います。
国際線の幼児運賃とは
JAL&ANA
2歳未満は大人運賃の10%。
小さなお子様連れのお客様 [国際線]|Service & Info[国際線]|ANA
その他キャリア
JAL、ANA以外で日本に就航しているキャリアを調べましたが、ほぼJAL&ANAと同じく2歳未満は大人運賃の10%でした。
大人運賃っていくら?
大人運賃っていいっても、エコノミークラスでさえ、セール運賃と普通運賃では10倍近い開きがあります。つまり、元の値段が10倍の差があれば、10%の運賃も10倍の開きがあるということです。
東京-シンガポールの場合を見てみましょう。
例)セール運賃 45000円
例)普通運賃 401000円
各社の国際線の特典旅行をする場合の幼児運賃
JALの特典航空券の場合
JALの特典航空券を検索してみました。検索区間は東京ー香港です。
2歳未満の幼児は選択できないようになっています。一番下に、「幼児(座席なし)は別途航空券の購入が必要です。」と書かれていますね。
JALのマイルを使って、JAL便の国際線特典航空券を親が発券した場合の幼児運賃については、親の特典航空券の予約ページに記載があります。
エコノミークラスの場合、座席を利用しない幼児は、Standard-B/Semi-Flex Bが適用されるようです。
ところで、Standard-B/Semi-Flex Bっていくらなの?
はい、JALの場合はStandard Bの運賃を簡単に確認できるので心配いりません。下は東京ーシンガポールの例です。
簡単に調べられるんですけど、Standard-Bの大人の運賃は往復224,000円。つまり、幼児運賃は10%の22,400円ということになります。
ちょっと待って、座席を利用する大人が45,000円で、座席を利用しない幼児は22,400円。幼児は燃油サーチャージが不要で、多少はお得かもしれませんが、なんか納得がいかないのは私だけでしょうか。
ANAの特典航空券の場合
ANAの特典航空券を検索してみました。ANAも2歳未満の幼児は選択できないようになっています。
ANAは特典航空券の予約ページでは、具体的な幼児運賃がわかりません。ANAの特典航空券の利用条件には、以下のように記載されています。
幼児が特典航空券をご利用の場合、大人と同じマイル数をご利用いただくことにより座席の占有が可能です。
一方、幼児が特典を利用されない場合は、大人と同じ搭乗クラスの幼児運賃(座席占有不可)または小児運賃(座席占有可)で別途航空券をご購入ください。
なになに、全然わからないです。ということで、電話で問い合わせてみました。
問い合わせた結果、6か月ほど先の東京ーシンガポール4泊5日の行程では、3万円台という回答でした。なになに、全然お得感がない。。。あいまいな金額なのは、ANAのシステム上、予約を進めてみないと、正確な金額がわからないらしいです。
BAの特典航空券の場合
BAの特典航空券を検索してみました。検索区間は東京ー香港です。
なんと、BAの特典航空券は、幼児もマイル(Avios)で予約可能です。
実際、幼児運賃がいくらになるのか、確認してみました。
すると、確かに大人の10%のマイルで発券できることがわかります。幼児運賃なので、座席が利用できないことが書いてありますね。
まとめ
日系のエアライン、JALとANAの幼児(2歳未満)の特典航空券はありません。大人の特典航空券を発券した後で、電話にて幼児の分を予約する必要があります。
幼児運賃は概算で、東京ー香港で1万円台後半~2万円台半ば、東京ーシンガポールで2万円台~3万円台後半でした。
BAの特典航空券では、大人の1/10のマイル(Avios)で幼児分が発券可能でした。日系エアラインに比べると、非常にお得だと思います。
今回はエコノミーを中心に記載しましたが、BAの特典航空券はビジネスであっても同様に大人の10%のマイル(Avios)で予約が可能でした。近距離の家族海外旅行は、BAのマイルが最も予約が簡単で、安く飛ぶことができます。
BAの国際線特典航空券は、日本からだとバンコクあたりまでが日系のエアラインと比べてお得です。以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
さぁ、貯めたマイルをうまく使って、特典旅行を楽しみましょう。